先日『どうする家康』でも放映されていた"長篠の戦い"
世間での一般的な認識は、信長の新戦法対勝頼の旧式戦法の象徴。 3,000丁の鉄砲の3段撃ちに、あの武田自慢の騎馬隊が壊滅した構図ですね。
しかし、研究によりチョット違った状況が炙り出されて来たようです。 確かに兵力差は倍以上あった。 でも、実は鉄砲の所有率は同じくらいだった。
問題は玉薬(弾薬)の差。
圧倒的な量を準備した織田勢に対して武田側は途中で弾切れ…。
騎馬戦しか選択肢がなくなった。 これが実際の戦での信長の戦術。
信長の本当のスゴさは別にあります。 当時、堺や南蛮貿易を支配していたのが信長。 弾薬はここから入る。
しかもほぼ独占して武田側には回らないよう手配。 物流を抑えて経済封鎖をした。
結果、武田側は寺の鐘などから弾薬製造するしかなかった。 こちらが準備段階での戦術。
じゃあ、信長の戦略は何だったのか。 目的は、武田家を滅ぼすこと。 戦略は、流通ルートの遮断と圧倒的な物量攻撃。 次に、そのための戦術をどうするか。
目的→戦略→戦術が目標達成の順番の所以です。
どうです?!
戦略って奥深くありませんか(^^)
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