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執筆者の写真竹内 明仁

~テクノロジーの進化の裏で~

久し振りにブログを書きます。

時代が様々な変化を求めている現状では、やはり情報提供の責任があると感じたからです。


今回のテーマはテクノロジーの進化とある意味逆行しているもの。何だと思いますか。

ひと言で表すと、“組織の人間性への回帰”ということでしょうか。

つまり、職場でもっと人間らしさを出そうよ。鎧を脱ぎ捨て仮面を外す。仕事以外と仕事の時の自分に区別をつけないこと。


これは、人の弱みや不安、限界を隠さず皆の前で曝け出すことになります。

弱点とも言えるこれらを自分一人で抱えずに皆の力で解決し、成長に繋げていく発想から来ています。

人は仕事中、弱みや不安、限界を隠して実力以上に見せたがるため、それが仕事の成果を狂わす。また、人前では不満や文句を言わないが、陰口を言い合ってウサを晴らしている。これが共通の目的に向かって協働することを妨げている。生産性が上がらない要因がここにあると分析した結果ですね。


従来の、組織に所属するそれぞれの人の強みを活かすことで弱みを無効化する考え方は馴染みがあります。弱みを見せ合って克服し、成長を促進する試みは逆の視点と言えそう。

どうでしょうか。そんなことしたら、批判や非難を受けそうで不安になり、素直に出せない雰囲気に包まれるかも知れませんね。


このリスクに対して、不安になったり孤独にならないための仕組みがたくさん用意されています。

自分の弱点やできなかったことを素直に話すと称賛される文化の構築。決して内容を否定しない同僚同士の1対1面談。上司を含めた少人数のグループMTG。。経営陣と現場の対話。ベースになるのはコーチング。そこに、告白とコメントのやり取りがオープンにできるITツールの活用が入る。

業務面では、権限移譲による主体性発揮の場づくり。成長に伴う役割や役職のステップアップが多発する昇進制度。一人の価値提供が全体への貢献度を判断できる社内情報の透明化も進めています。


この組織では、慣れ親しんだ役割や役職に留まっているのは停滞とみなされるわけです。常に次の目標に向かうことが義務づけられる。“人は成長を望むもの”が根底にある価値観。

そして、ビジネスの発展と人の成長は一体であるという信念。「組織文化は戦略である」が前提。この発想は自分と共通しているところです。


そうです。戦略は外に向けて実践するものというイメージが多い中で内にフォーカスする。確かに、顧客への価値提供では外に目を向ける戦略は必要です。一方、組織で働く人の成長に伴って顧客への価値提供の質が上がる面もあるでしょう。「内側に目を移す」がポイントになります。


では、ビジネスの成果はどう出ているか。

これがとてつもない業績を挙げています。映画館・不動産・老人ホーム・ECサイト運営・投資顧問等職種を見ていると、業種は関係なさそうです。


では、日本では展開可能か。

これについては次回ご一緒に考えたいと思います。









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