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執筆者の写真竹内 明仁

~戦略と戦術の混同は命取り~

戦略は、目的や目標達成のための大まかな計画や方針。戦略を成功に導くには作戦が必要です。個別具体的な計画。作戦を成功させるために現場で採る手段が戦術。 このようにそれぞれ役割があり、一貫しています。


よく目にするのは、戦術から入るパターン。目の前の問題や課題に集中し過ぎる余り、その先の意義や目的、効果へ目が向かない…。残念な結果が待っています。


戦国武将で例えると、上杉謙信と織田信長。軍神と魔王の比較。 戦の通算成績:謙信61勝2敗8分 勝率は何と97%! 信長49勝15敗4分 勝率77% 謙信に比べれば見劣りします。 両者の対決は謙信の17戦全勝。

確かに謙信は、戦場での戦術には長けていた。兵も強い。しかし、事情があるとはいえ展望がなかった。ビジョンと戦略の不足。参謀不在が決定的な要因ではないかと僕は観ている。成功者には必ずよき伴走者が寄り添っているからです。

一方の信長は"天下布武"を掲げ、その実現のためには硬軟織り交ぜた戦略を採った。参謀は沢彦宗恩。


結果、信長は上洛を果たし、謙信は土壇場で急逝。 群雄割拠から天下統一への基盤をつくった信長は、紛れもなくファウンダーです。新事業創出者や起業家も然り。

「戦略なきは座して死を待つがごとし」 孫子の言葉を噛み締めたいところです。



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